FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
外来で過ごしていますと、ちょっと不思議なことが起きました。
カウンセリングマインドで聴くとよく言いますが、
外来ではカウンセリングのように聞くことはなかなか難しいです。
それは、周りにたくさんの人がいるから。

でも、少しだけ応用することならできます。
聴かないで、聴くという方法をやってみましたら、
無口な男性が案外お話してくれるのです。

「おかげんいかがですか?」
「ええ、変わりありません…」
「…何か気になることでも?」

この間、数秒づつの感覚があるのです。
ちょうど、「変わりありません」の言葉の後、
表情をうかがっていましたら、
少し何かありそうに感じました。
そこで、しばらくお顔を拝見して、ちょっと首をかしげて、
「何かありませんか?」と問うのです。


おなかの具合はちょっとはましなんです。と言われた後も、
「ちょっとは」ということはあまり変わらないですか?とか、
どんなふうに変わりましたか?
あるいは、どういうところが変わらないのですか?
と問います。

この、ちょっとした言葉の端。
なぜ、来院しているのかを考えると、ちゃんととらえることができます。


患者さんによっては、私には話すことができず、
別の看護師に話したいと思っていることもあります。
そんなときは、さりげなく、その看護師に気づいてもらうよう
声をかけたりします。


患者さんは必ず何か話したいと考えてみると、
どう話しかければよいのか、感じ取ることができるかもしれません。

医者にしか話せない人、
特定の人にしか言えない人、
どういえばよいのかわからない人、
何が問題なのかがわからずただ不安な人、
本当にいろいろな形で、でもなにか「わかってほしい」という思いはあるのです。

ちょっとしたきっかけが必要なんですね。


特に、お仕事をなさっている男性。
なかなか話せないものなんです。
もちろん、おしゃべりな方もいらっしゃいますが。



我慢。が日本人の美徳とされた世代の方。
この方たちの本当のニーズを見つける難しさと面白さ。
見つけた時のうれしさ、共感。
それがあるから、外来は面白いのかもしれませんね。



にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングへ 応援ぽち!ありがとうございます。
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。