カウンセリングをしてくれるカウンセラー
彼らも人なんですね。
しかも初対面ということが多いはずです。
講座などで知っているからと言っても、いざカウンセリングとなると
一対一で接していくのは初めてでしょう。
この人との関係って微妙なんですよね…
これって普通では考えられない状態です。
どんな生活を送っているのか、
どんな人生を送ってきたのか、
今何をしているのか。
お互いのことをほとんど知らないのに、
クライエント(相談に来た人のことです)はカウンセラーに話をするのです。
クライエントはどんなに話していっても、カウンセラーのこと
どんな生活で、どんな人が周りにいて、、、なんてことを全く知らないままです。
一方的にクライエントがカウンセラーに話をします。
唯一クライエントがわかるのは、
カウンセラーがどういうことを考える人なのかということだけです。
しかもそれは、
カウンセラーの普段の姿ではなく、
カウンセラーとしての仕事をしている人の姿です。
カウンセラーの背景は全く知らないままなのです。
でも。
カウンセラーの人となりがわかっていきます。
不思議ですね。
ご本人のことはまるっきり話されていないのに、
その人がどういう人なのかはわかってくるのです。
これは。
カウンセラーが、クライエントのお話を聴くということが、
自分の生き方や、考え方や、それまでの経験を通して
お話を聴くからなんですね~
自分が他人を理解するときに、
聞いた自分という人を通してしか考えることができません。
どんな話を聴いていても、感じているのは自分自身だからです。
同じ話をしていても、感じること、感じ方は違います。
これは自分の人生を通して聴くからなんです。
良いカウンセラーは
より広く、深く、相手をゆがめることなく話を聴くことができます。
そうして、気づきを与えてくれます。
気づきは。
クライエントとカウンセラーが違う人だからこそ与えられます。
クライエントがちっちゃな枠で考えたことを
カウンセラーがもっともっと大きな枠で考えてくれることで、
違う視点に気づかせてくれる。
そんなカウンセラーに出会ったとしたら。
きっと人としてより大きく成長できるでしょう。
私もそんなカウンセラーになりたいと願っています…
応援ぽち!ありがとうございます。
聴く技術なんです。意見ではなく、振り返りをつたえて気づきを促す。
カウンセラーの「聴く技術」なんです♪
心をニュートラルに、そして偏見や先入観を持たずに、相手の話に耳を傾けることは、とても難しいことです。
良い聞き手に会うと、話しているうちに自然と自分の中で気づきが生まれてきますから。
よい聴き手と気づき。本当にそうなんですよね。
カウンセラーよりもよほど上手な方も多いのです、見習いたいです。