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南天の実
「だんだん物覚えが悪くなるの…ぼけてきたのかも…」
「どうやったらぼける前に死ねるのかしら…」
こういうお話を患者さんから良く聞くのです。

聞くたびにとても切なくなります。

「そう、そんな風に思ってしまうんですね…つらいですね…」

そういいながら、少しずつ少しずつ、お話を聴いていきます。
60台以上の方は、老いること自体を恐れているというわけではありません。

もちろん、若い人、40代50代の方なら、
しわが増えてきたとか、活気が減ってきたとか、
そういうことで、「老い」そのものを恐れています。

ですが、どうやら高齢になるとそうではないようです。


少しずつ動けなくなる。
そのことを受け入れながら生きてきているので、
老いることは受け入れざるを得ないからなのかもしれません。

ではなぜ、老いることが怖いのか。

思い通りにならないこと。
これは、今までほぼ自分の思い通りに生きてこられた。
なのに、今、思い通りにならない。

ぼけてしまうのではないか。覚えていないこと。それ自体がとても怖い。

そして、自分が崩れてしまうことが怖い。

人に迷惑をかけることが怖い
誰かに世話をしてもらわなくてはいけない。
恥ずかしいところ見られなくてはいけない。

自分で自分のことができなくなる。

インテリジェンスが高い人ほど、この恐れが強くなるようです。


ただ、体力が落ちているだけなのかもしれないのに…です。
夏バテに過ぎないかもしれないのに…です。

「死」が近くなると、自分の人生をゴールからさかのぼって
現在のことを考えるようになります。

若いときには、未来は永遠にあるようにふるまえます。
45歳くらいで中年の危機がやってきて、
寿命まであと何年だから、、、という人生設計になってきます。

そして、平均寿命に近づくと、
身体がちょっと弱っただけで、「死」を意識するのです。

「自分が望むスタイルで死を迎えたい。」
誰もがそう望むのです。

それでも「死」は思うようにならない。
こう考えるときに、人は絶望するのかもしれません。



お話を聴かせていただく。
私にはそれしかできないのですが。
それだけでも、救いになれば。
支えになればいいなぁと願っています。


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コメント
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2012/09/16(Sun) 15:18 |  |  | 【編集
みーちゃんさん
ありがとうございます。
皆さんのお話にヒントをいただきながら、書いています。
感謝ばかりです。
2012/09/16(Sun) 21:26 | URL | todoya | 【編集
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